●地震関連データ●巨大地震における地震保険の被害総定額損害保険料率算出機構という団体の試算によると、想定される巨大地震による地震保険の被害想定額は、以下のとおりだそうです。 (1)阪神・淡路大震災(1995年の再来:M7.3)…4,500億円 (2)南海地震(政府想定:M8.4)…6,900億円 (3)東海地震(政府想定:M8.0)…1兆9,600億円 なお(1)については、1995年の阪神・淡路大震災で実際に支払われた地震保険金は783億円ですが、現在発生したと仮定すると、当時に比べて地震保険の補償内容が拡充されたり、加入者が増加しているため、当時の5倍以上の4,500億円と想定されるということです。 また、1回の地震によって支払われる地震保険金には、「4兆5,000億円」という総支払限度額が設けられていますが、この金額は、関東大震災級の地震が発生しても保険金の支払いに支障のないように設定されているとのことです。 これまで地震保険の契約高の伸びに応じて過去数回、引き上げられてきましたが、本年の4月1日から、さらに5兆円になる予定だそうです。 ●日本は地震大国! 内閣府の資料によると、日本の国土面積は地球上のわずか0.25%にすぎませんが、1994年~2002年の間に、世界で発生したM6以上の地震780回のうち、160回が日本付近で発生しているそうです。 面積は世界の0.25%なのに、世界で発生した地震の20.5%が日本で発生していることになります。世界一の地震大国といえるのかもしれません。 |